MK9が出て更に考えが強まるのも皮肉だけど、リュウ・カンの立ち位置って、あんまりにも、あんまりだ。
主人公が死ぬこと自体はそんなに珍しくもないし、周辺人物が主人公以上に人気が出るのも割りとある話だけど、それにしたってどこまでも主人公（泣）な男だ。
このゲームに主人公なんていないんじゃないかとすら思う。
（シュジンコウならいる……やかましいわ）

ところで、ストーリーモードの冒頭でライデンが「He must win」って言ってたけど、「He」って結局誰のことだったんだろう。
過去のライデンは「He」をショウ・カンだと解釈したようだけど、感覚的にはなんだかちょっと腑に落ちないな。
DやAのときの黒ライデンならまだ分かるけど、世界一つ犠牲にしてまで全体の安寧を保とうとする発想に至れる人物にはどうも思えない。
かといってリュウ・カンが勝ってもまたループするだけな気がする。
それに結局同じところに戻ってしまうなら、リュウ・カンの存在自体を否定しないといけなくなるんじゃないのか。
リュウ・カンって何だったの？
仲違いしないと避けられなかったの？
彼の行動でことが悪い方に向かってしまうのなら、最初からいてはいけなかった？
さっぱりだよ、分かんないよ、もう。

こう改めて考えてみると、MKって物凄く重たいものを含んでるんだな。
主人公格全員死んじゃったけどほんとどうすんだろう。
SCV式に世代交代するか、敵サイドからの描き直しくらいしか思いつかない。
そんなところも含めて10待ち。
少なくともMK9の意味深な終わり方を見るに、MK10が出るのは期待できそう。
10というか、1からカウントし直しになってるかもしれないけど。